Q1.ある製造会社は、Dataverse環境を使用して、部署としてモデル化され、WH1 と WH2 と名付けられた 2 つの倉庫の部品在庫を管理しています。 2つの倉庫のデータは、在庫数量が更新された部品ごとに個別に処理されます。会社はこのプロセスを自動化し、倉庫に送信された注文から在庫の更新をプッシュする必要があります 。Dataverseに対して Power Automate フローを使用して自動化を構築する必要があります。管理作業を最小限に抑えてこの目標を達成する必要があります。どのフローを推奨しますか?
A. スコープが部署である、注文の作成/更新/削除をトリガーする 2 つの自動フロー。
B. スコープが部署である 2 つの自動フロー。トリガーは作成/更新/削除で、各フローは各部署からの更新をフィルタリングします。
C. スケジュールされたフローが 2 つあり、それぞれが各部署からの注文に含まれる部品を照会して更新します。
D. 両方の部署の注文に含まれる部品を照会する 1 つのスケジュールされたフロー。
E. 両方の部署の注文を照会する 1 つの自動フロー。
F. 各部署からの注文をそれぞれ照会する 2 つのスケジュールされたフロー。
G. スコープが組織で、トリガーが作成/更新/削除、フィルターが WH1 と WH2 にある 2 つの自動フロー。
H. スコープが部署である 2 つの自動フロー。注文の作成/更新/削除のトリガーと、WH1 および WH2 のフィルターがあります。
回答
- A. スコープが部署である、注文の作成/更新/削除をトリガーする 2 つの自動フロー。
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PowerAutomateのDataverseトリガーには、スコープやフィルターといった詳細オプションを設定することができます。
スコープを設定することで、特定のユーザーや部署が所有するレコードのみをトリガーすることが可能です。
スコープを設定すれば、フィルターをかけずとも、本要件は達成可能ですので、Aが正解です。
PowerAutomate : 「行が追加、変更、または削除された場合」トリガー
Q2.必須フィールドのデータ型を選択する必要があります。
どのデータ型を使用する必要がありますか? 回答するには、回答領域で適切なオプションを選択してください。
※正解はそれぞれ1ポイントです

回答
- (下記画像参照)
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「区分」は既に値が定まっているため、”選択リスト”が最適です。
「終了日」は、日付項目を使用するべきですので、”日付のみ”が最適です。
トーナメントオーナーは、オーナーテーブルを別で用意し、その検索項目を持つべきですので、”検索”が最適です。
Q3.モデル駆動型アプリには次の JavaScript コードがあります。このコードは、Account エンティティの Phone (telephone1) フィールドの OnChange イベントに添付されます。
次の各問題文について、問題文が正解の場合は[はい]を選択します。それ以外の場合は、[いいえ]を選択します。
※正解はそれぞれ1ポイントです


回答
- (下記画像参照)
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[primarycontactid]と[telephone1]それぞれに値が入っていないと、contactレコードのtelephone1フィールドは更新されませんので、1問目は「はい」,2問目は「いいえ」が正解です。
Q4.ある企業は Dataverseに基づいて新しいシステムを作成しています。
企業の要件を満たす機能を選択する必要があります。
どのオプションを使用する必要がありますか? 回答するには、適切なオプションを正しい要件にドラッグします。各オプションは 1 回使用することも、複数回使用することも、まったく使用しないこともできます。
※正解はそれぞれ1ポイントです

回答
- (下記画像参照)
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階層型自己参照の関連付けを持つようにテーブルが構成されている場合は、その階層を使用してビジュアル化を設定できますので、1問目は「自己参照」が正解です。
テーブルAにテーブルBの参照項目がある場合、AとBの関係はN:1となりますので、2問目は「1:N」,3問目は「N:N」が正解です。
モデル駆動型アプリによる階層型データのビジュアル化
テーブル リレーションシップ
Q5.衣料品店は Power Apps アプリを使用して顧客と対話します。顧客データは Microsoft Dataverse に保存されます。
その店は顧客に割引を提供します。カテゴリ内のすべての顧客にグループ割引を割り当てます。該当するグループ割引は、お客様固有の割引に加算されます。割引情報は次の列に保存されます。
注文の合計割引が 30% を超える場合、注文が履行されて配送される前に、マネージャーは注文を承認する必要があります。
承認が必要なときにマネージャーに通知するフローを作成する必要があります。
フロートリガーはどのように設定すればよいでしょうか? 回答するには、回答領域で適切なオプションを選択してください。
※正解はそれぞれ1ポイントです


回答
- (下記画像参照)
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トリガー条件にフィルター条件を設定することで、特定の項目が条件を満たしたときのみトリガーさせることが可能です。
トリガー元のレコード情報は、triggerOutputsから取得しますので、画像内の答えが正解です。
フィルター条件
Q6.Dataverse とモデル駆動型アプリがあります。モデル駆動型アプリは外部システムと統合されます。
モデル駆動型アプリがレコードを作成するたびにビジネス ロジックを実行することを計画しています。ビジネス ロジックの実行がモデル駆動型アプリのユーザーに悪影響を及ぼしてはなりません。
ビジネス ロジックを実装する必要があります。
何を使えばいいのでしょうか?
A. PreOperationステージに登録された同期プラグイン
B. 同期ワークフロー
C. PostOperationステージに登録された非同期プラグイン
回答
- C. PostOperationステージに登録された非同期プラグイン
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非同期処理であれば、ユーザーが画面上で処理を待つ必要がなくなりますので、Cが正解です。
PreOperation,PostOperationはプラグインの実行タイミングを表す言葉で、レコードの保存前に実行するのかレコードの保存前に実行するのかを指定することができます。
他の実行タイミングとしてはPreValidationが存在します。
イベント実行パイプライン
Q7.大学は Dataverse を導入しました。いくつかの部門は、商談レコードを使用して、自分の部門内のプロジェクトへの資金提供を入札します。
各部門の商談は他の部門には見えません。ただし、2 つの部門が協力して商談に取り組む必要がある場合があります。
ビジネス要件を満たすようにセキュリティを構成する必要があります。
次の各問題文について、問題文が正解の場合は[はい]を選択します。それ以外の場合は、[いいえ]を選択します。
※正解はそれぞれ1ポイントです

回答
- (下記画像参照)
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他部門のレコード参照を制限するにはポジション階層セキュリティが有効です。
また、他部門にレコードを共有することで、アクセス権限が付与され、他部門のレコードを参照・編集できるようになります。
Q8.ある企業には Dataverse環境があります。
同社は、さまざまなユーザー向けにモデル駆動型アプリを作成し、ユーザーがプロジェクトを管理および監視できるようにしています。
財務チームのユーザーは、現在のアプリには必要なエンティティがすべて含まれておらず、既存のプロジェクト フォームにコスト情報が欠落していると報告しています。
コスト情報は財務チームのユーザーのみに表示される必要があります。
財務チームのユーザー用のセキュリティ ロールを作成します。
財務チームのユーザー用に新しいアプリを作成する必要があります。
どの 4 つのアクションを順番に実行する必要がありますか? 回答するには、アクションのリストから適切なアクションを回答領域に移動し、正しい順序で並べます。

回答
- (下記画像参照)
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フォーム作成→セキュリティーロールをフォームに割り当て→作成したフォームをアプリに追加→アプリを共有することで、設問の要件を満たすことができます。
Q9.Web API を作成しています。 API は次のアクションを実行できる必要があります。
◆Microsoft Dataverse テーブルに行を作成する
◆既存の行の列を更新する
どの HTTP メソッドを使用する必要がありますか? 答えるには、適切な HTTP メソッドを正しい要件にドラッグします。
各 HTTP メソッドは、1 回使用することも、複数回使用することも、まったく使用しないこともできます。
※正解はそれぞれ1ポイントです

回答
- (下記画像参照)
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行の作成には”POST”,更新は”PATCH”を使用します。
Web API を使用してテーブル行を作成する
Web API を使用したテーブル行の更新と削除
Q10.Power Platform ソリューションのパッケージを作成しています。パッケージにはカスタム コードとサンプル データが含まれます。
パッケージには、インストールする必要があるすべてのファイルが含まれている必要があります。パッケージを構成する必要があります。
どの設定を使用する必要がありますか? 回答するには、回答領域で適切なオプションを選択してください。

回答
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ルートフォルダーにあるPackageTemplate.cs (またはPackageImportExtension.cs) ファイルを編集することで、カスタムコードを含めることができます。
ImportConfig.xml ファイルには、インポートするソリューションとデータに関する情報が含まれています。
カスタム コードを追加する
ImportConfig リファレンス