Microsoft PL-300(Microsoft Power BI Data Analyst) 1-10

回答
(下記画像参照)

PowerBI内で式を書く際はDAX(Data Analysis Expressions)を使用しますので、1問目は「DAX計算列」が正解です。
DAX 計算メジャーは、集計用の関数ですので、不正解です。
また、月の終わりを出す関数として、EOMONTH関数を使用すべきですので、2問目は「EOMONTH(DATE(#date([Year], [Month], 1), 0)))」が正解です。
EndOfMonth関数は、DAXではなくM関数で使用されますので、不正解です。
DAX 関数リファレンス
メジャーについて
Power Query M 関数について
EOMONTH

A. 空白を表示
B. 列のプロファイル
C. 列の分布
D. 列の品質

回答
D. 列の品質

[列の品質]は、Power Query Editor におけるデータ分析機能の一つで、各列(カラム)のデータの状態を視覚的に表示するためのものです。
各列のデータは以下のような形で表示されますので、Dが正解です。
緑:有効なデータ
赤:エラー
グレー:空白


[空白を表示]という機能は存在しませんので、Aは不正解です。
[列のプロファイル][列の分布]という機能は存在しますが、本設問の要件とは合致しないためB,Cは不正解です。
列の品質
列のプロファイル
列の分布


A. フィードバック
B. サブスクリプション
C. コメント
D. お気に入りとしてマーク

回答
C. コメント

Power BI ダッシュボードで、他のコンシューマーに表示されるフィードバックを提供するには、コメント機能を使用します。
コメント機能を使用すると、ダッシュボードやレポートに直接コメントを追加し、他のユーザーと情報を共有できます。
また、コメント内で @メンション を使用することで、特定のユーザーに通知を送ることも可能ですので、Cが正解です。
サブスクリプションは、Power BI レポートまたはダッシュボードのスナップショットを定期的にメールで受け取るための機能ですので、Bは不正解です。
コンテンツを “お気に入り” にすると、[お気に入り]コンテンツ リストから簡単にアクセスできるようになりますが、本設問とは関係ありませんので、Dは不正解です。
ダッシュボードまたはレポートにコメントを追加する
Power BI サービスのレポートとダッシュボードのメール サブスクリプション
Power BI サービスでのお気に入りのダッシュボード、レポート、アプリ

回答
(下記画像参照)

カーディナリティ = リレーションシップです。
本設問の場合は、CustomerにInvoiceが複数紐づくことになるので、1問目は「1 : N」が正解となります。
クロスフィルターの方向を設定することで、関連テーブルのレコードに対してもフィルターをかけることが可能です。(顧客Aに紐づく請求のみをグラフに表示する)
本設問の要件「先月各州で請求された顧客の数」「各郵便番号の顧客あたりの平均請求額」はどちらも、Customerテーブルに持つ項目を使用してフィルター条件をかけていますので、2問目は「単一」が正解です。
両方向フィルターは必要な場合にのみ用い、通常は避けるべきとされています。
カーディナリティ
クロス フィルターの方向

A. 機密データテーブルに、[CURRENTGROUP]DAX関数を使用する計算されたメジャーを追加する
B. 部門ごとに行レベルのセキュリティ(RLS)ロールを作成してから、ロールのメンバーシップを定義する
C. 部署IDに基づいて部署をフィルタリングするスライサーを作成する
D. 部署テーブルをフィルタリングする部署IDパラメーターを作成する

回答
B. 部門ごとに行レベルのセキュリティ(RLS)ロールを作成してから、ロールのメンバーシップを定義する

ユーザーが自分の所属する部門のデータだけを表示できるようにするには、行レベルのセキュリティ(Row-Level Security, RLS)を使用するのが最適です。
RLS を使うと、Power BI モデルにフィルターを設定して、ユーザーごとに表示できる行を制限できますので、Bが正解です。
CURRENTGROUP()は主にグループ化処理で使用される関数であり、セキュリティ制御には使用しませんので、Aは不正解です。
スライサーはユーザーの操作が前提であり、ユーザーが他部署を選ぶこともできるため制限にならないため、Cは不正解です
パラメーターもユーザーの操作によるものであり、セキュリティ上の制御には適しませんので、Dは不正解です。
Power BI での行レベルのセキュリティ (RLS)

A. 散布図
B. リボンチャート
C. 折れ線グラフ
D. 主要なインフルエンサー

回答
C. 折れ線グラフ

人事部門のレポートで、過去の従業員数を表示し、今後6か月間の傾向を予測するという要件に対して、折れ線グラフは、時間の経過に伴う値の変化(トレンド)を視覚的に示すのに最適 ですので、Cが正解です。
散布図は、2つの変数間の関係性を表示するのに最適ですが、時系列のトレンド表示には不向きですので、Aは不正解です。
リボンチャートは、カテゴリの順位の変動を表示できますが、時系列のトレンド表示には不向きですので、Bは不正解です。
主要なインフルエンサーは、要因分析(どの要素が結果に影響したか)に使用しますので、Dは不正解です。
Power BI で折れ線グラフを作成する
Power BI での散布図、バブル チャート、およびドット プロット グラフ
Power BI のリボン グラフを作成する
主要なインフルエンサーの視覚化を作成する

A. 等幅
B. 列分布
C. 空白を表示
D. 列の品質
E. 列のプロファイル

回答
B. 列分布
E. 列のプロファイル

列分布を使用することで、一意の値がどのくらい含まれているのかパーセンテージで表示してくれますので、Bが正解です。
列のプロファイルを使用することで、同様に一意の値を確認することができますので、Eが正解です。

データ プロファイリング ツールの使用
列の分布
列のプロファイル

A. アイコンを削除し、代わりに赤、黄、緑の背景色を使用する
B. 表内の値をリストする代替テキストを追加する
C. 条件付き書式アイコンをツールヒントレポートに移動する
D. 色ごとに異なる形状を使用するようにアイコンを変更する

回答
D. 色ごとに異なる形状を使用するようにアイコンを変更する

色覚異常のある利用者にとって、色だけで情報を伝えると、内容を正確に把握することが難しくなる場合があります。そのため、Power BI では、色に加えて形状やパターンなどの視覚的要素を組み合わせて情報を伝えることが推奨されていますので、Dが正解です。
アクセシビリティ対応の Power BI レポートを設計する

A. Visual1
B. Visual2
C. Visual3
D. Visual4
E. Visual5

回答
B. Visual2
D. Visual4

行レベルセキュリティ (RLS) を使用している視覚化は、公開された Web に埋め込むことができません。RLSはセキュリティを必要とするため、ユーザー認証が必要ですので、Aは不正解です。
OneDrive for Business に保存されたデータセットを使っていても、匿名アクセスの制限がない場合は Web に埋め込むことが可能ですので、Bは正解です。
ユーザーアカウントと共有されたレポートは、共有されたユーザーのみがアクセスできるため、公開 Web では埋め込めませんので、Cは不正解です。
カスタムビジュアルでも、データ ソースにアクセス制限がなければ Web での埋め込みが可能ですので、Dは正解です。
オンプレミスの SSAS データベースを使用している場合、DirectQuery経由で認証が必要となり、Web埋め込み(匿名アクセス)はできませんので、Eは不正解です。
Power BI から Web への公開
考慮事項と制限事項

A. 影響なし
B. ハイライト
C. フィルター

回答
B. ハイライト

本設問の要件を読み替えると「売上全体に対する該当セグメントの売上を部分的に強調表示したい」となります。
セグメントを選んだときに、売上全体の中でそのセグメントがどれくらいかを視覚的に示したい場合、「ハイライト」を使うことで、部分と全体の構成比が直感的に把握できますので、Bが正解です。
「フィルター」では、選択したセグメント以外の売上は非表示になるため、全体との比較ができませんので、Cは不正解です。
Power BI レポート内でのビジュアルの相互作用を変更する