Google Professional Cloud Network Engineer合格への近道と、試験勉強法について解説します!
サッとお読みいただけるよう、シンプルかつ要点をまとめて記載してます!
Google Professional Cloud Network Engineerとは
1. 試験概要
◆誰でも受験可能(受験資格なし。ただしIT全般で3年以上の実務経験(うちGoogle Cloudでのソリューションの設計・管理経験1年以上)が推奨されています。加えてOSI7階層モデル・IPv4アドレッシング・ルーティング/ファイアウォール・ロードバランサといったネットワークの基礎知識が前提とされています)
◆選択式(単一選択・複数選択)50〜60問程度/2時間(合格ラインは公式非公開。一般的に7割程度が目安とされています)
◆事前に読み込むケーススタディ(事例文)はなく、各設問が独立したシナリオ形式(Professional Cloud Architectのような事前公開のケーススタディは出題されず、すべての状況設定が問題文内で完結します)
◆受験料 : $200(税別・約¥30,000前後)
◆試験は日本語でも受験可能(出題言語:英語/日本語)
◆テストセンターもしくは、オンラインでの試験実施(オンラインで受験可能なのがありがたいですね!)
◆有効期限は2年間(更新は短縮版の更新試験でも可能)
2. 出題範囲・受験対象者
受験対象者
Google Cloud上で、ネットワークインフラストラクチャを設計・実装・管理できることを証明したい方が対象です。高可用性・スケーラビリティ・耐障害性・セキュリティを備えたネットワークアーキテクチャを設計し、要件に応じて最適なネットワークソリューションを構築・運用する力が求められます。Virtual Private Cloud(VPC)・ルーティング(Cloud Router/BGP・静的/動的ルーティング・ポリシーベースルーティング)・Cloud Load Balancing・Cloud NAT・Cloud DNS・Cloud CDNといったマネージドサービス、共有VPC・VPCネットワークピアリング・Network Connectivity Center・Private Service Connect(PSC)によるネットワーク構成、Cloud Interconnect(Dedicated/Partner/Cross-Cloud)・HA VPNによるハイブリッド/マルチクラウド接続、Google Kubernetes Engine(GKE)ネットワーキング(VPCネイティブクラスタ・Dataplane V2・IPアドレス設計)、Cloud Next Generation Firewall(Cloud NGFW)・VPCファイアウォール・VPC Service Controls・Google Cloud Armor・Secure Web Proxyによるネットワークセキュリティ、Google Cloud ObservabilityとNetwork Intelligence Centerを用いた監視・トラブルシューティングへの理解が想定されています。本認定はクラウドネットワーク領域に特化したプロフェッショナルレベルの認定で、単なる製品知識ではなく「与えられた可用性・スケール・コスト・セキュリティ要件に対して、どのGoogle Cloudのネットワークサービスをどう組み合わせて設計・実装し、問題を切り分けて解決するか」という総合的な判断力が問われる点が最大の特徴です。近年はNetwork Connectivity Center(ハブ&スポーク/メッシュ)・Cross-Cloud Interconnect・Cloud NGFWのティア(Essentials/Standard/Enterprise)・GKE Dataplane V2・Secure Web Proxy・Network Intelligence CenterのFlow Analyzerなど、比較的新しいサービス・機能も出題範囲に色濃く反映されており、IT全般で3年以上(うちGoogle Cloudでのソリューションの設計・管理経験1年以上)が推奨されています。
出題範囲(全6セクション)
- Google Cloud VPCネットワークの設計と計画(約21%) — 全体的なネットワークアーキテクチャの設計(ネットワークティア〔Premium/Standard〕、高可用性・フェイルオーバー・DR・スケール、DNSトポロジ、ロードバランサの選定、GKEネットワーキング計画、ネットワーク設計に適したIAMロール、マネージドサービスへの接続〔private services access・PSC・Serverless VPC Access〕、割り当てと上限)、VPCネットワークの設計(スタンドアロン/共有VPCの選択、VPCネットワークピアリング・Network Connectivity Center・PSCによる相互接続、IPアドレス管理〔IPAM〕戦略、グローバル/リージョナル構成、MTUサイジング、サードパーティ機器の挿入)、耐障害性・高性能なハイブリッド/マルチクラウドネットワークの設計、GKE向けの設計(パブリック/プライベートクラスタ・コントロールプレーン、サブネットとIP範囲、Dataplane V2、ロードバランシング)
- VPCネットワークの実装(約20%) — VPCの構成(ネットワーク・サブネット・ファイアウォールルール/ポリシー・private services accessサブネット、VPCネットワークピアリング、共有VPCとサブネット共有、Private Google Access、サブネット範囲の拡張、VPC Service Controls境界)、VPCルーティングの構成(静的/動的ルーティング〔Cloud Router〕、グローバル/リージョナル動的ルーティング、ネットワークタグと優先度、内部ロードバランサをネクストホップとする構成、ポリシーベースルーティング)、Network Connectivity Centerの構成(スポークの種別、スター/ハブ&スポーク/メッシュトポロジ、Private NATとPSC伝播、IP/CIDRフィルタ)、GKEクラスタの構成・維持(VPCネイティブクラスタ・エイリアスIP、共有VPC、プライベートクラスタ、Dataplane V2、Pod/Service範囲、DNS)
- マネージドネットワークサービスの構成(約16%) — ロードバランシングの構成(内部/外部・リージョナル/グローバル・アプリケーション/プロキシ/パススルーの選定、バックエンドサービスとオートスケーリング〔NEG・MIG〕、バランシング方式・セッションアフィニティ・URLマップ・ヘルスチェック、GKEのGateway/Ingressコントローラ、Application Load Balancerのトラフィック管理)、Cloud CDNの構成(対応オリジン、外部バックエンド、キャッシュ無効化)、Cloud DNSの構成(ゾーン/レコード管理、ルーティングポリシー、DNSSEC、DNS転送とサーバーポリシー、split-horizon DNS、クロスプロジェクトバインディングとDNSピアリング)
- ハイブリッド・マルチクラウドネットワーク接続の構成と実装(約16%) — Cloud Interconnectの構成(Dedicated/Partner/Cross-Cloud InterconnectとVLANアタッチメント、HA VPN over Cloud Interconnect、99.9%/99.99% SLAトポロジ)、サイト間IPSec VPNの構成(オンプレミス/他VPC向けHA VPN、Classic VPN)、Cloud Routerの構成(BGP属性〔ASN・route priority/MED・認証〕、BFD、カスタムアドバタイズ/学習ルート、ベストパス選択)、Network Connectivity Centerの構成(ハイブリッドスポーク、サイト間データ転送、ルーターアプライアンス、推移的接続の課題解決)
- ネットワーク運用の管理・監視・トラブルシューティング(約14%) — Google Cloud Observabilityによるロギング・モニタリング(Cloud VPN・Cloud Router・VPC Service Controls・Cloud NGFW・Firewall Insights・VPCフローログ・Cloud DNS・Cloud NAT・Network Connectivity Centerのログ確認、各種ネットワークメトリクスの監視)、接続問題の維持・トラブルシューティング(Application Load Balancerのトラフィックドレイン/リダイレクト、VPN/Cloud Interconnectの管理・切り分け、Cloud Router BGPピアリングの問題解決、VPCフローログ/ファイアウォールログ/Packet Mirroringによる調査)、Network Intelligence Centerの活用(Network Topology・Connectivity Tests・Performance Dashboard・Firewall Insights・Network Analyzer・Flow Analyzer)
- クラウドネットワークセキュリティソリューションの構成・実装・管理(約13%) — Google Cloud Armorポリシーの構成(エッジ/バックエンドセキュリティポリシー、WAFルール〔SQLインジェクション・XSS・RFI〕、高度なDDoS対策とAdaptive Protection、レート制限、ボット管理、Google Threat Intelligence)、Cloud NGFWポリシーとVPCファイアウォールルールの構成・管理(ファイアウォール戦略、階層型ファイアウォール、GKE/ロードバランサ対応、レイヤ7パケット検査〔Enterprise〕、VPCルールからNGFWポリシーへの移行、マイクロセグメンテーション、Essentials/Standard/Enterpriseティアの違い)、Public Cloud NATとSecure Web Proxyによる外向き通信の構成・保護、自己管理型ネットワーク仮想アプライアンスとPacket Mirroringの構成
単なる製品知識ではなく、「与えられたビジネス要件・制約に対して、どのGoogle Cloudのネットワークサービスをどう組み合わせて、可用性・スケール・セキュリティを満たすネットワークを設計・実装し、問題を切り分けて解決するか」という判断力が全体を通して重視されている点が特徴です。特に本試験ではVPC設計・ルーティング・ロードバランシング・ハイブリッド接続・Network Intelligence Centerによるトラブルシューティング・ネットワークセキュリティに関する実務的なシナリオ問題が多く出題され、現実のワークロードに対して最適なネットワークソリューションを導けるかが問われます。
3. 受験申込方法
◆Google Professional Cloud Network Engineerページより受験申し込みが可能です。
認定試験を申し込む
攻略法
1. まず伝えたいこと
Google Cloudのサービスは日を追うごとに進化していくため、「数ヶ月目を離していたら、新しい機能や新製品が追加されていた!」なんてことは往々にしてあります。
そのため、試験問題も最新の製品・ブランディングに合わせて更新されますので、最新版に対応した試験問題集で勉強することをお勧めします!
実際この試験も、Network Connectivity Center(ハブ&スポーク/メッシュ)・Cross-Cloud Interconnect・Cloud NGFWのティア(Essentials/Standard/Enterprise)・GKE Dataplane V2・Secure Web Proxy・Network Intelligence CenterのFlow Analyzerといった、比較的新しいサービス・機能の追加を反映して内容がアップデートされています。扱う製品は幅広く進化が早い領域ですので、最新の状況は必ず公式の試験ガイドでご確認ください。
また本試験はVPC設計・ルーティング・ロードバランシング・ハイブリッド接続・トラブルシューティング・ネットワークセキュリティといった、実際のネットワーク運用への対応力が問われる、実務寄り・思考力重視の試験です。Professional Cloud Architectのような事前に読み込むケーススタディ(事例文)はなく、すべての状況設定が各設問の中で完結する形式ですので、事前に長い事例文を暗記しておく必要はありません。知識のインプットだけでなく、ハンズオンラボで実際にVPC・ルーティング・ロードバランサ・VPN/Interconnect・Network Intelligence Centerの構成やトラブルシューティングを手を動かして試しておくことが合格への近道になります。
本サイトでは、Google Cloudのネットワークを第一線で扱うエンジニアによる解説付きの問題集を用意しておりますので、気になった方は是非チェックしてみてください!(ページの1番下にもリンクがあります!)
2. 勉強方法
①Google Skills(ハンズオン)
↓
②Google 模擬試験
↓
③試験対策問題集
私は上記の順番で勉強することをお勧めします!
各勉強方法の意図としては、下記に記載の通りです。
①Google Skills(Network Engineer ラーニングパス)で、出題範囲の基礎知識を学びつつ、ハンズオンラボでGoogle CloudのVPC・ルーティング・ロードバランシング・ハイブリッド接続の操作に慣れます。
②Google模擬試験(公式サンプル問題)で、出題形式と問われ方を確認します。
③Professional Cloud Network Engineer 試験対策問題集で、実試験で出題される問題の感覚や、解き方に慣れます。
Google Skillsでは体系的に試験に関する知識を学べるうえ、ハンズオンラボで手を動かしながらGoogle CloudのVPC構築・ロードバランシング・VPN/Interconnect・Network Intelligence Centerによる切り分けを習得できますので、まずこれに取り組むことをお勧めします!
Google模擬試験は、出題形式を確認できる公式のサンプル問題です。本番の問われ方に近いので、試験に慣れるために一度はやっておきましょう!
また本試験は要件(可用性・スケール・コスト・セキュリティなど)に対して最適なサービス・手法を選ぶ「選定問題」や、VPC設計・ルーティング・ロードバランサ・ハイブリッド接続・トラブルシューティングのシナリオ問題が多く出題されます。ロードバランサの種類(L4/L7・内部/外部・リージョナル/グローバル)の使い分け、静的/動的ルーティングとBGPの挙動、Cloud Interconnect/HA VPNの選択、Network Intelligence Centerによる問題切り分けのパターンを整理しておくと、本番で大きく差がつきます。
なお、本試験はIT全般で3年以上(うちGoogle Cloudでのソリューションの設計・管理経験1年以上)が推奨されています。無料枠(新規登録で$300クレジット)も活用し、できるだけ実際にGoogle Cloudのサービスを触りながら学習を進めるのがおすすめです。
3. 当サイトの問題集
日本語対応しているGoogle Professional Cloud Network Engineer試験の問題集はかなり少ないため、自然な日本語に翻訳したり、回答が正しいか調べたりと、かなりの時間をそこに費やすこととなり、効率的に勉強を進めることができません。
当サイトの問題集には、以下4つの強みがあり、効率的に勉強を進めることが可能です。
①最新の試験問題に対応
②Google Cloudのネットワークを第一線で扱うエンジニアによる解説(解説には一次ソースを記載)
③10問単位でページがシンプルかつ広告が一切ない
④実際の試験問題の出題方式がわかるよう問題を作成(プルダウン方式、チェックボタン方式等)
まずは、はじめの10問を解いてみましょう!

