Q1.ある小売企業では、業務で Microsoft Power Platform のアプリケーションを利用しています。
複数の従業員から、アプリケーションを開けないという報告が寄せられています。
従業員が問題なくアプリケーションへアクセスできる状態を確保する必要があります。
次の各記述について、正しい場合は「はい」を、そうでない場合は「いいえ」を選択してください。
| 問題文 | はい | いいえ | |
|---|---|---|---|
| 対象の従業員をセキュリティ グループへ追加し、そのセキュリティ グループにセキュリティ ロールを関連付ける | |||
| 条件付きアクセスのポリシーを新たに構成する |
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セキュリティ ロールは、PowerApps や Dynamics 上の個々のアプリへのアクセスを制限できます。
そのため、従業員をセキュリティ グループへ追加し、そのグループにロールを割り当てる 1 問目は「はい」が正解です。
条件付きアクセスは IP アドレス制限などアクセスを制限する仕組みであり、これを構成しても制限が緩くなって従業員がアプリを開けるようにはなりません。
よって 2 問目は「いいえ」が正解です。
アプリを表示およびアクセスするために必要な権限
条件付きアクセスとは
Q2.ある製薬会社は、独自開発のシステムを用いて化学実験を管理しています。同社は Microsoft Dynamics 365 Project Operations を利用して、ラボのスタッフとリソースを管理しています。
担当者は必要に応じて、独自システムのデータをもとにプロジェクト運用データを手作業で更新しています。
担当者は、データの明確なスキーマを提示することができません。
担当者自身で自動更新を構成できるソリューションを提供する必要があります。
どのコンポーネントを使用すべきでしょうか。
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Microsoft Dynamics 365 Project Operations は、CRM や ERP の各領域におけるプロジェクト中心の業務を 1 つのアプリケーションに統合したプロジェクト管理ソリューションです。
入力データに明確なスキーマが決まっている場合はデータフローを利用できますが、スキーマが定まらず個別のマッピング処理を加える必要がある場合は Power Automate フローを使用します。
本問では担当者が明確なスキーマを提示できないため、D が正解です。
カスタム コネクタやデータ ゲートウェイは、自動更新の仕組みそのものではないため不適切です。
Power Apps でのデータフローの作成と使用について
Q3.多数の複雑なフォームを含むモデル駆動型アプリのソリューション設計を評価しています。
これらのフォームの多くは、読み込みに最大 10 秒を要しています。
フォームの読み込み時間を短縮するソリューションを提案する必要があります。
どの 2 つのソリューションを推奨しますか。それぞれの正解は、完全な解決策を示します。
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フォームの読み込みが遅くなる主な原因は、フォームへの大量のフィールド配置や、OnLoad で動作する JavaScript 処理です。
したがって、スクリプトを統合・削減する A と、不要なフィールドを削除する D が正解です。
同期 JavaScript 要求の使用や、スクリプトを OnLoad イベントへ移動する対応は、いずれも読み込みを遅くする逆効果となるため、B と C は不正解です。
モデル駆動型アプリのパフォーマンスのためのフォームの設計
Q4.あなたは、ある企業の Power Platform ソリューションを設計しています。同社は各従業員にタブレット端末を配布します。
同社は商談管理のプロセスを簡素化し、可能な範囲で自動化したいと考えており、次の要件を挙げています。
ユーザーが、商談管理プロセスの各ステップでどのデータを入力すべきかを把握できる視覚的なガイドが必要です。
すべてのデータが入力されると、システムが自動的に商談をマネージャーへ割り当てて承認を得る必要があります。
システムはプッシュ通知によって、商談が割り当てられるたびに担当者へ通知する必要があります。
ユーザーがプッシュ通知を選択すると、該当する商談が表示される必要があります。
これらの要件を満たす Power Platform コンポーネントを推奨する必要があります。
どの 3 つの Power Platform コンポーネントを推奨しますか。各正解は、ソリューションの一部を示します。
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ビジネス プロセス フローは、各ステップで入力すべきデータをユーザーへ視覚的にガイドしますので、A が正解です。
Power Apps モバイル アプリは、タブレットなどのモバイル デバイスからアプリへアクセスし、データを入力・表示できるため、B が正解です。
Power Automate クラウド フローは、入力完了後の承認割り当てやプッシュ通知、通知選択時の商談表示までを自動化できますので、E が正解です。
デスクトップ フローや Copilot Studio は、本要件を満たす手段としては適しません。
Q5.あなたは、インターネット サポートを提供する会社の Power Platform コンサルタントです。
同社には、外部ベンダーへの委託やサードパーティ製アドオンの購入に充てる予算がありません。
同社は、次の内容を実現する新しいシステムを必要としています。
すべてのサポート問い合わせは電子メールで受信し、ログに記録したうえでサポート グループへ割り当てられる必要があります。
取引先企業の情報は、親会社の Oracle データベースと同期する必要があります。
レポートは週次で幹部へ送信する必要があります。
システムではカスタム コードを使用したくありません。
構成すべきコンポーネントを推奨する必要があります。
どの 2 つのコンポーネントを推奨しますか。各正解は、ソリューションの一部を示します。
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Dataverse は、Oracle 連携(仮想テーブルやデータフロー)やレポート構築をローコードで実現できます。
また、Outlook 連携のサーバー側の同期を設定すると、関連するメールボックスの情報を用いてユーザーやキューの電子メールを処理できます。
これによりメールの記録・割り当てと Oracle とのデータ同期をカスタム コードなしで満たせるため、B と C が正解です。
Copilot Studio や Customer Voice は、本要件を満たす中心的な手段ではありません。
サーバー側同期テーブル
仮想コネクタのプロバイダーを使用して仮想テーブルを作成する
Dynamics 365 Customer Voice の概要
Copilot Studio の概要
Q6.ある企業には、経費を複数の通貨で申請できる経費承認プロセスがあります。
経理担当者は、承認プロセスの一環として経費額を USD に換算しています。
RESTful API を利用して、この換算を自動化する必要があります。
何を行うべきでしょうか。
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Azure の API には特定の月の外国為替レートを取得する API が用意されており、クラウド フローの [Web サービス呼び出し] アクションから呼び出すことで、RESTful API による換算の自動化を実現できますので、C が正解です。
Microsoft Graph API は Microsoft 365 のサービスやアプリケーションを操作するための Web APIで、情報の検索・更新やメール送信、チャット投稿などを目的に使用されるため、為替レート取得には適さず B は不正解です。
デスクトップ フローはクラウド上の自動化要件には合致しません。
外国為替レートを取得する
HTTP アクション
Microsoft Graph の概要
Q7.全国展開する小売チェーン向けにモデル駆動型アプリを実装しています。次の要件があります。
店舗の従業員は、自分が所属する店舗のデータのみを閲覧できる必要があります。
地域マネージャーは、担当地域内のすべての店舗のデータを閲覧できる必要があります。
レポート チームは、すべての店舗のすべてのデータを閲覧できる必要があります。
システムのセキュリティを構成する必要があります。
どの 3 つのセキュリティ メソッドを使用すべきでしょうか。それぞれの正解は、ソリューションの一部を示します。
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モデル駆動型アプリでは、マネージャー階層とポジション階層という 2 種類の階層セキュリティ モデルを利用できますが、本問では地域マネージャーが担当地域内の店舗データを参照できるようマネージャー階層を使用します。
各ユーザーへの権限付与にはセキュリティ ロールを用います。
さらに、レポート チームが全店舗のすべてのデータを参照できるようにするには所有者チームが必要です。
したがって、B、D、E が正解です。
アクセスを制御する階層セキュリティ
アクセス チームおよび所有者チームを使用して、共同作業したり情報を共有したりする
Q8.新規の顧客から、Microsoft Dataverse を使用する Power Apps アプリのソリューション設計を依頼されました。
顧客は、サービス プロセスをできるだけシンプルに保ち、ライセンスと開発工数の両方を抑えたいと考えています。
顧客に適切なソリューションを提案する必要があります。
それぞれの要件に対して、何を推奨しますか。
選択肢を要件のドロップ欄へドラッグ、またはタップして配置。配置済みの欄をクリックで戻せます(同じ選択肢は複数回使用可)。
モデル駆動型アプリ
Dynamics 365 Customer Service
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Microsoft Outlook 上に Dynamics 365 を連携して表示できるのはモデル駆動型アプリですので、1 行目はモデル駆動型アプリです。
ユニバーサル リソース スケジューリングは、ジョブやタスクへリソースを割り当てる Dynamics 365 ソリューションで、Field Service や Customer Service などで利用できるため、2 行目は Dynamics 365 Customer Service です。
スマートフォンでのメモ取得や GPS 座標の記録などモバイル利用が前提の場合はキャンバス アプリが適するため、3 行目はキャンバス アプリです。
Dynamics 365 for Outlook のインストール
Dynamics 365 でのユニバーサル リソース スケジュールの概要
Q9.ある大企業では従業員の離職率が高く、その結果として毎日複数のシステム ユーザー アカウントを追加または削除する必要があります。
Power Apps と Dynamics 365 アプリケーション全体で、大規模なユーザー グループのエンティティに対する複雑なセキュリティ プロファイルの適用を容易にするセキュリティの考え方を推奨する必要があります。
何を推奨しますか。
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チームにセキュリティ ロールを付与し、そのチームへユーザーを追加することで、ユーザーの追加や削除が頻繁に発生しても、個々のユーザーへ都度セキュリティ ロールを割り当てる手間を大幅に削減できます。
そのため、大規模なユーザー グループへ複雑なセキュリティ プロファイルを容易に適用できるチーム権限が最適であり、D が正解です。
階層セキュリティやフィールド レベル セキュリティは、この大量アカウント運用の効率化に直接寄与するものではありません。
部署の作成または編集
自動的に作成されるチームのアクセス権を制御するチーム テンプレートの作成
Q10.あるクライアントは、Dynamics 365 Sales、Power BI データセット、および Power BI データフローを使用しています。
Dynamics 365 Sales の実装には、データのエクスポートを制限するセキュリティ ロールが設定されています。Dynamics 365 Sales と同様に、Power BI 側でもデータへ同じ制限が適用されるようにする必要があります。
機密データが閲覧されないようにセキュリティを設計する必要があります。
どの 2 つのアクションを推奨しますか。各正解は、ソリューションの一部を示します。
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Power BI のレポート設定には、データのエクスポートを制限する設定が用意されていますので、Dynamics 365 Sales と Power BI の両方で Excel へのエクスポートを許可しないよう構成できます。
また、ダッシュボードの共有先を、表示が許可されているユーザーに限定することで機密データの閲覧を防げますので、C と D が正解です。
なお、RLS(行レベルのセキュリティ)を用いれば、Dynamics のセキュリティ ロールに応じたデータ制限も可能です。
データのエクスポート
データをエクスポートできるユーザー
同僚や他のユーザーと Power BI レポートやダッシュボードを共有する
Power BI での行レベルのセキュリティ (RLS)
